広島湾ブルーカーボン研究会

広島湾ブルーカーボン研究会

 

活動目的

広島湾内で、CO2の吸収源となる藻場の移植などの再生活動を行い、カーボン・オフセット制度等を活用してクレジット化を目指します。また、環境学習により市民に藻場の大切さを伝えていきます。

 

【左】アマモ種子選別 【中央】アマモ種子団子づくり 【右】神代港沖のアマモ場

 

ブルーカーボン・オフセット・クレジット制度(イメージ)

アマモ

 

広島湾再生行動計画の目標

個別目標1:多様な生物を育む、恵み豊かな里海を創生する。

 

活動概要

広島湾奥部では、かつて藻場(アマモ場)が広範囲に存在していましたが、近年はほとんど見られなくなっています。そこで、本研究会では、湾奥部でアマモ場の再生を行うこととしました。

プロジェクトでは、まず岩国市神代漁港周辺で採取したアマモ(海草)の花枝を採取・追熟させます。その後、成長したアマモから種子を選別して、広島湾内の藻場外縁や藻場内裸地へ移植します。

移植したアマモがきちんと生育しているかをモニタリングにより確認し、十分な量のアマモが再生した場合は、令和5年度以降ブルーカーボン・オフセット・クレジットとして申請を行う予定です。

また、アマモの種子選別や移植については市民参加型の環境学習イベントとして実施することで、活動の成果を「見える化」していきます。

 

アピールポイント

・アマモの移植や播種を体験できます。

・ブルーカーボンに関する勉強ができます。

・ブルーカーボンのクレジット化ができます。

 

活動時期・頻度等

・アマモの播種や移植のイベントを年に2回程度開催(土日祝)

・ブルーカーボンや藻場に関する勉強会を年に1回程度開催

・企業や団体の要請に応じて、広島湾内でのブルークレジット化の相談会を随時実施

 

主な活動場所(神代漁協沿岸部)

 

実施体制

実施主体:復建調査設計株式会社 他

プロジェクト長:杉本 憲司(宇部工業高等専門学校 教授)

協  力:神代漁業協同組合