呉市堺川の生物調査と紹介資料づくり

活動目的
・呉市堺川に生息する生物の調査を行い、生物と、それらを支える自然環境について説明する資料を作成し、市民の目にとまるようにWEB又は看板などを用いて情報提供を行います。
・公園を訪れた市民の公園周辺の自然環境への関心を高め、地域の賑わいにもつなげます。
広島湾再生行動計画の目標
個別目標2:人々が行き交う、賑わいと癒やしの水辺空間を創出する。
活動概要
堺川は灰ケ峰(737 m)を源流とし、呉市街地を流下し、呉港に注ぐ幹川流路延長 3.9 km、流域面積 11.4 km2の二級河川です。本研究で対象とする市役所周辺の公園は、堺川沿いに300 m程設けられており、市役所のすぐ側の辺りは3面コンクリート張りで川幅6 m程度で水位も低いですが、100 m程下流に下ると海水が混じりあった汽水域になり2面護岸になるため、海に生息する生物が多数確認できます(写真1,2)。その後河口に近づくにつれ、観察できる生物も変わる、興味深い場所です。もちろん、それらを狙う鳥も生息しています。また、潮汐により川の水位が変わるため、潮汐について考えることもできる場所でもあります。しかし、それらを学ぶことができる資料や看板はありません。
この堺川とその周辺に生息する生物の調査に加え、潮汐による水位の変動の観測、塩分濃度の測定を行い、生物とそれらを支える自然環境について説明する資料を作成します。
2026年6月12日に、環境省の絶滅危惧II類(VU)、広島県の準絶滅危惧 (NT)に指定されているハクセンシオマネキが生息しているのを確認しました(写真3)。
【本活動は、呉地域オープンカレッジネットワーク会議の令和8年度地域活性化研究に採択され、支援を受けています。】
アピールポイント
・公園で観察できる生物とそれを支える自然環境について学ぶ資料が出来ます。
・汽水域(海水と淡水が混ざり合う場所)の潮汐を動画で確認できるようになります。
・公園に行くのが楽しくなり、公園が賑わいます。
活動時期・頻度等
・2026年4月~2027年7月に2~3回調査を実施する。
・2026年10月に公園で開催されるイベントにおいて生物調査の結果の一部を発表する予定である。
写真1 市役所側の堺川
写真2 市役所から100mほど下流の堺川
写真3 堺川の河口で観察された絶滅危惧種のハクセンシオマネキ(2026年6月12日撮影
主な活動場所
実施体制
実施主体:呉工業高等専門学校/呉市土木部
プロジェクト長:小倉 亜紗美
